
サンリオが自社株買いを発表しました。規模は1.34%と控えめですが、IRには“今の株価は安い”と読める一文があり、ちょっと気になる内容に。この記事では、そのポイントをサクッと紹介します。
目次
サンリオ、自社株買いを発表
サンリオ(8136)が11月20日に、自社株買い(最大150億円・1.34%)を行うと発表しました。
ぶっちゃけ、1.34%という数字の規模感は大したことないんですが、今回のIRはなかなか面白いことが書いてあったので紹介します。
わたしの株価、安すぎ…?
今回のIRで注目したいのは、
「足元の株価は、当社が考える適切な水準を下回っている」
こちらの一文です。企業がしっかり「わたしの株価、安すぎ…?」って言ってるわけですね。これは結構珍しいですし、株価に対して目を向けた好感の持てるIRに感じました。
あとはざっくり余剰資金が積みあがってる、資本効率の改善が必要、といった内容でした。
今買いなのか?

決算発表を機に暴落したサンリオ株。今買いなのか?…そんなこと分かれば誰も苦労せんわ!って感じなんですが、実は私は月曜日に5,309円で取得し、木曜日(今日)のザラ場で微益撤退しています。5日線に強烈な踵落とし食らって、「欲を言えばもう一段下で買いたい!」って思ったんですよね。
チャート占い師の私としては、月曜時点では「一旦買っておきたい!」、今日時点では「まだ早いでしょ」って判断なんですが、当然IRは想定してないので明日どうなるか楽しみですね。
ちなみに蛇足ではありますが、某掲示板だとサンリオに限らず「信用倍率ガー、信用倍率ガー」っていう書き込みが散見されますが、出来高と比較して大した数量でなければそんな敏感になることはないです(それを言っちゃうと今回の自社株買いも同じなんですが)。
まとめ「あんたの意思受け取ったよ」
というわけで、数字(1.34%)だけ見ると大した自社株買いではないんですが、フットワーク軽く怒りの意思表示をしたのは好印象なんで、今回の開示で短期的に株価が復活するかは別として、長期ホルダーの方にとっては、サンリオの姿勢を確認できる良い材料になったのではないでしょうか?
短期チャート占い師の私は、引き続きチャートに従おうと思います。あ、あと今夜は雇用統計の発表ですね。そろそろなんで今回はこれで終わります。ご拝読ありがとうございましたー。

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