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pixivが5月中に利用規約改定へ。なりすまし行為や作風の模倣・販売を制限

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pixivは画像生成技術の悪用に関する問い合わせが増えていることを受け、5月中の利用規約・ガイドラインの改定内容の一部を公開しました。画像生成AIが台頭する昨今、その技術を悪用するケースも多くみられます。

利用規約・ガイドライン改定を事前告知

要約

pixiv事務局は、画像生成技術の悪用によるクリエイターの利益阻害に対する問い合わせが増えていることを受け、5月中の利用規約・ガイドラインの改定を進めています。今後、なりすまし行為や特定クリエイターの作風を模倣・販売する行為など、悪質と判断される行為は制限される予定です。技術の急速な発展に伴い、規定や機能変更が追いついておらず、ユーザーにご迷惑をおかけしていることを認識し、安心して創作活動ができる環境づくりに努めています。改定の詳細は後日お知らせされる予定です。

利用規約改定に関する全文

pixivは画像生成AIと共存するスタンス

AI作品の表示設定

pixivではAI生成作品の表示設定や、AI作品が専用ランキング以外のランキングには表示されないようにするなど、AI作品を完全に排斥するわけではなく、共存できるような運営・スタンスを示してきました。しかし、その姿勢が一部のユーザーから「クリエイターへの敬意を感じられない」と批判を受けることになりました。

実際、非常に悪質なケースもある

実際、画像生成AIを利用した非常に悪質なケースもあります。上記のニュースでは、あるイラストレーターが描いたイラストを用いて、何者かが「img2img」で別のイラストを出力し、挑発するような発言とともにネット上に掲載されていた、というケースが紹介されています。

img2imgとは

img2img(image to image)は画像とプロンプトによる制御で、元画像に近い画像を出力する方法です。また、プロンプトのみで出力する方法をtxt2img(text to image)と言います。

txt2imgの場合、プロンプトのみで出力結果をコントロールする必要があり、元画像の再現はかなり困難です。txt2imgによる出力は、たとえ人間が自力でイラストを描いても「誰かのイラストの影響を受けている」状況と近いです。

一方で、img2imgは高い精度で元画像を再現・改変できます。また、img2imgで出力した画像を自分の作品として公開しているケースも多くみられます。

txt2imgでも追加学習で使う素材の問題もあったり、
何か色んな要素で議論が混沌を極めてます。

まとめ

今回はpixivの利用規約改定や、画像生成AIを取り巻く問題について紹介しました。ちなみに私もStableDiffusionを触っていて、出力した画像を「世界一可愛いな」とか思いながら、バグり散らかした指を液晶タブレットで修正したりして遊んでいるのですが、やはりクリエイターの技術は尊重されるべきだと思いますし、良い感じにAIと「共生」する世の中になったら良いなと思ってます。

今回は以上です。ご拝読ありがとうございました。

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