画像の足りない背景を生成できるAIサービス「Uncrop」をご紹介。Uncropの使い方や、実際の生成結果、その他のClipDropサービスに関してもまとめています。イラストや写真の不足部分、周辺画像を補完できる無料サービスを探している方の参考になれば幸いです。
目次
Uncropとは
Uncropはstability.aiが提供するオンラインサービス「ClipDrop」の機能の一つで、イラストや写真の背景などをAI技術で自動補完し、画像サイズを拡大することができます。
無料アカウントだと1日100枚まで、プロ版だと1000枚まで利用可能です。
Uncropの使い方
フィールドに画像をアップロードするだけ
使い方は簡単で、補完したい画像をフィールドにアップロードするだけです。アップロード後、補完したいサイズを指定して実行しましょう。
一度の処理で4枚同時に画像を生成できます。気に入った画像がない場合は、生成された画像リスト右側にある「→」ボタンを押して再生成も可能です。
再生成するにはアカウントにログインする必要があります
実際に使ってみた
イラスト編
補完したい画像を用意
今回は上記のイラストの背景を、Uncropで補完してみます。
補完成功
無事、背景を補完できました。画像下部に不自然な黒い影が生成されてしまいましたが、それ以外の箇所ではあまり違和感はないですね。
せっかくなので、ついでにClipDropの別サービス「Cleanup」で黒い影を修正してみます。Cleanupは、選択箇所を違和感なく削除できる機能で、いわゆる「消しゴムマジック」のようなサービスです。
黒い影を削除
上記がCleanup後のイラストです。違和感なく黒い影を削除できました。
写真編
サンプル画像で試す
次はUncropのサービスページに用意されていたサンプル画像で試してみます。
補完成功
こちらも違和感なく補完できました。イラスト、写真を問わずに使えて非常に便利です。
まとめ
今回は画像の枠外を補完できるサービス「Uncrop」を紹介しました。誰でも無料で利用できるのが凄いですね。別記事にて、ClipDropの透過サービス「Remove background」の活用例も紹介しているので、興味のある方はそちらもご覧ください。
今回は以上です。ご拝読ありがとうございました。
StableDiffusionでVtuber風の立ち絵を作る方法