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Google検索に生成AI搭載!「SGE」でSEOがオワコンに?

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Googleが発表した新たな検索機能「SGE」をご紹介。検索結果の上部に生成AIによる回答が表示され、ユーザーがスピーディーに情報を得られるようになり、さらにAIとの対話で質問を深堀りできるようにもなります。SGEやその公開によるSEOに対する影響を考察しているので、SGEについて調べる参考にどうぞ。

SGEとは

検索結果に生成AIの回答を表示

▲SGEの紹介は40:35から

SGE(Search Generative Experience)は、検索結果の上部にAIが生成した回答を表示する新しい機能です。例えば「3歳以下の子供と犬を連れた家族には、ブライスキャニオンとアーチーズ国立公園はどっちが良い?」という質問をすると「ブライスキャニオンは犬を同伴できるトレイルが2つある」や「子供が自然について学べる施設がある」などの生成AIによる回答や関連リンクが表示されます。

さらに、AIの回答に対して対話形式で追加質問ができる機能もあります。今までの検索では、「新たな疑問が生まれたら新たに検索する」を繰り返す必要がありましたが、SGEではユーザーがより連続的に答えを追求できるようになります。

SGEの公開はいつから?

SGEは、米国のユーザーを対象にベータテストが実施されていますが、他の国ではまだ公開されていません。

SGEが公開されたらどうなる?

ゼロクリックサーチが増える

ゼロクリックサーチとは、ユーザーが検索した後、回答がすぐに検索結果ページに表示され、ユーザーが他のウェブサイトをクリックせずに情報を得る現象です。例えば「東京 天気」などで検索すると、すぐに東京の天気が表示され、わざわざその他のサイトをクリックしなくても情報を知ることができます。

SGEが公開されると、ゼロクリックサーチが今よりも相当増えると予想できます。特に、情報だけを扱うようなサイトは、SGEによる流入減少の影響は大きいと思われます。

ユーザーにとってはメリットしかない

検索結果画面のみで、自身が欲しい答えを追求できるという点もユーザーにとっては嬉しいと思いますが、「しょうもない広告」を見なくて済む、という点においてもユーザーのメリットは大きいはずです。

例えばあなたが「〇〇 おすすめ」と検索した時に出てくるランキング系の記事は、大抵がろくにその商品・サービスを使ったことがない運営が、広告の報酬単価だけでランキングを操作している、何も参考にもならない記事です。もちろんこれはサイト運営者の問題だけではなく、単価を釣り上げている側にも責任はあるとは思いますが。

SGEを利用すれば、「何を基準にしたランキングだ…?」みたいな記事に目を通すことなく、AIとのやり取りだけで、商品やサービスを見つけられます。

記事作成側は体験談を提供することが重要

2022年12月に、Googleは検索品質ガイドの「E-A-T」に「Experience(経験・体験)」を加えた「E-E-A-T」を導入しました。SGEの公開後は、特に「Experience」が重要になると予想します。適当に調べた情報や自作のユーザーレビューだけではなく、実際に使ってみた個人特有の体験を記載して、信憑性を持たせてください。

しょうもない情報しか載ってないなら
SGEの回答だけでオッケー

まとめ

今回はGoogle検索の新機能「SGE」についてまとめてみました。実際は公開されないと分からないなって感じですが、これを機にクリーンなインターネッツになってほしいです。2023年10月1日からのステマ規制、SGEの登場など、趣味でネット遊びをしてる私には関係ないので、ただただ楽しみです。

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