美少女アクションゲーム『サムライメイデン』を遊んだ感想を紹介。素晴らしいキャラクターデザインと微妙なゲーム性…。個人的にはセール中の購入をおすすめします。
目次
買うならセール中に買うべき
『サムライメイデン』を一言で表すなら「和風美少女アクションゲーム」で、ちょうど私が求めていたようなゲームだったため、半額セール中に買ってみました。忌憚ない意見を書かせてもらうなら「半額セール中で良かった」というのが正直なところです。
面白さがゼロなわけではないですが、アクションゲームとしてもキャラゲーとしても、「もう一押しなにか欲しい…!」という感想でした。フルプライスで買うと後悔するかもです。もしかして何かの理由で開発途中に発売することになったりしてませんか?
アクションゲームとしての感想
面白味のないステージ
まずステージの面白味が何もないです。「進む→敵が湧く→倒す」基本はこれの繰り返しでした。申し訳程度のギミックもありますが、1996年に発売されたスーパーマリオ64の方が1億倍面白いです。
攻略要素がないステージなうえにミニマップもガイドもないため、どこに進めばいいか分からなくなることもありました。宝箱の収集要素もありますが、つまらないステージをひたすらべた足で探し回る作業に嫌気が差して断念。約4,000円の元を取るために遊び尽くそうとしましたが私には無理でした。
戦闘に爽快感がない
例えるなら「無双系」に近いかと思いますが、敵がそれなりに固かったり重い一撃もあるため、いまいち爽快感に欠けます。で、火力の高い攻撃は事前モーションが分かりやすかったりするんですが、回避などで対処しようと思っても、絶妙にキャンセルがかからないタイミングがあり、「分かってても食らう」ということが度々ありました。
アクション要素にはそこまで期待していませんでしたが、「キャラを動かしていて楽しい」と感じる要素がもっとほしかったです。特に狭くて落下要素のある地形での戦闘は、ストレス値の計測でもされてるのかと錯覚してしまいました。
キャラゲーとしての感想
キャラデザは良い
もはやプレイの感想というより、買うきっかけになった部分ですが、キャラクターデザインは可愛くてとても良いです。ゲーム内のモデリングも最近のゲームと比較すると特別良いわけではないですが、無難に良くできていると感じます。
ちなみにキャラデザは美和野らぐさんが担当しています。界隈に詳しくなく存じ上げなかったのですが、このゲームを通してファンになりました。
サブキャラも使えるようにしてくれないか?
プレイアブルなのは主人公の紬のみで、護衛(サブキャラ)の3人は使えません。じゃあ戦闘中にさぞかし活躍してくれるのかと思いきや、基本その辺をうろつくだけです。他のゲームでいうところの「スキル」や「アイテム」などの扱いに近く、ボタンをポチっと押すと各キャラに対応した能力を発動してくれます。…君ら護衛する気なくない?
各キャラの能力を生かした攻略などがあったら良いのですがそれもなく、せめてモーションが少なくても良いからプレイアブル化してほしかったなと思います。キャラが良いだけに残念です。
まとめ
まとめると「半額で買えたしキャラも良いからまあいいか」という感想です…いや、やっぱり普通に悔しいです。キャラ目当てに購入を迷っている方は最低限セールまで待ちましょう。何か惜しいゲームだったな…。