親知らず(智歯)を全身麻酔による手術で抜歯した時の経験談を書いています。抜歯後の痛みや顔の腫れなどの症状、食事、入院費用などを紹介。全身麻酔で親知らずを抜歯する予定の方や、抜いた後の症状が気になる方の参考になれば幸いです。
目次
全身麻酔で3本同時に抜きました
私は全身麻酔による手術で3本同時に抜歯しました。本当は4本同時に抜く予定でしたが、1本のみ行きつけの歯医者で手術前に抜歯したので、手術では残りの3本を同時に抜くことに。
全身麻酔は初めてだったので少し不安でしたが、手術自体は意識がない間に終わり(当たり前か)、術後の痛みもそれほど強くはなく、想像していたよりも辛くはありませんでした。帰宅してからすぐにゲームをしたり、このブログを書いたりするぐらいには元気です。
抜歯後(手術後)の症状について
※飽くまでも「私の場合」の症状なので、参考程度にお願いします。
主に下顎側が痛い
先生からもお話しを聞いていた通り、右下と左下の2箇所がそこそこ痛みました。ただ、我慢できないほどの痛みでもなく、処方された痛み止めも服用したので、痛みについてはほとんど気にせずにいられました。
また、上顎側の痛みはまったくなかったです。以前、1本だけ歯医者で抜歯した時も、軽く違和感があるぐらいでしたが、今回も同じような感覚でした。
痛みのピークの48時間後も問題なし
痛みのピークは48時間後と言われていたのですが、私の場合は痛み止めを飲んでいるのもあり、あまり痛みは感じなかったです。「48時間後にどんな痛みが待ってるんだろう」と心配していたので安心しました。
また、術後3日目には痛み止めを飲まなくても良いぐらい痛みが薄くなりました。痛みに波があり、時間帯によっては少し強い痛みを感じるぐらいです。
タバコを吸っていると治りが遅いらしい
タバコを吸っている場合は、 抜歯窩に正常に血液が溜まらず「ドライソケット」という状態になりやすいみたいです。ドライソケットになると、露出した骨が炎症を起こし、痛みが引かない原因になるとか。
実は、私は手術の1ヵ月ほど前まではがっつり喫煙者だったので、このドライソケットとやらにならないか少し心配してます(ネットで喫煙NGなのを知りすぐに禁煙した)。今のところ痛みは順調に引いていますが、もしまた痛みが出てきたらこのブログに追記する予定です…。
血混じりの痰が出る
個人的には、痛みよりも「血混じりの痰」が寝るまで出続けたのが苦痛でした。手術後に目が覚めたときから喉に痰が絡まっている感覚があり、ティッシュに吐くと赤黒い痰が…。
手術から目が覚めたのが11:30ぐらいで寝たのが20:00ぐらいでしたが、その間は痰を吐き続けてました。「血が止まらなかったらどうしよう」と心配でしたが、次の日の朝に痰を吐いてみると、血はほとんどなくなっていました。
顔が腫れる
私の場合はかなり腫れました。見た目で言うと、「ほっぺたの下側にだけ空気を思いっきり貯めている」感じ。 幸いマスクをつければだいぶ隠せたので、人目を気にせずに帰宅できました。
腫れがピークだったのは手術の1日後、少し収まってきたと感じたのは3日後でした。思っていたよりも早く引いてきたので良かったです。ちょうど1週間経つ頃には完全に収まったと思います。
少しふらつく
術後は少し「ふらつく」感覚がありました。全身麻酔の影響でしょうか。ただ、一人で問題なくトイレにいける程度だったので、そこまで気にはなりませんでした。
抜歯後(手術後)の食事について
病院食
お粥などの柔らかいもの
抜歯後は、「お粥」や「ペースト状の魚や野菜」など、柔らかいものが病院食として出されました。正直、口の中を手術した直後で億劫でしたが、かなり空腹だったのもあり、何だかんだで完食できました。
帰宅後
基本は柔らかいもの&一口サイズの固形物
帰宅してからも病院食に倣いお粥などを食べました。あとはスープとか、デザートにゼリーやヨーグルトなど。ちなみに先生は、「〇秒チャージのゼリーだけで済ますとかは止めてください」と仰っていました。なるべく普段食べてるものを柔らかくして食べた方が良いようです。
また、柔らかいものばかりだとお腹が空く感覚があったので、パンを一口サイズにちぎり口の中央を使って食べてました。両側が使えないので少々食べにくいですが、前歯で千切れるものや、舌と上顎ですり潰せるものは、固形物でも問題なく食べられます。
術後1週間ほどで普通の食事に戻れた
個人差はあると思いますが、私は術後1週間ほどで普通の食事を食べるようになりました。少し奥歯の辺りを庇うように、ゆっくりと咀嚼していましたが、段々と手術前同様の食事ができてきたことが嬉しかったです。
抜糸は手術から1週間後
抜糸は手術から1週間後にしました。わずかに痛みはありましたが、処置はすぐに終わるので、まったく辛くなかったです。この時の診察で、傷の治りが順調だったので、私の通院は終了しました。糸が取れると心なしかスッキリした感覚というか、違和感が薄れたような気がします。
抜歯(入院)にかかった金額
総額80,000円かかりました
2泊3日の入院で約70,000円、入院前の事前検査(CT、血液検査、心電図など)で約10,000円かかり、総額だとだいたい80,000円掛かりました。
次回のブログでも詳しく触れるつもりですが、私の場合は「全身麻酔で手術した方が安全に抜歯できる(親知らずが動脈の近い位置にあった)」とのことだったので、入院という手段を選択しました。
やはり入院を伴うと費用は上がってしまいますが、結果、何事も起きずに治療できたので良かったです。
まとめ
抜歯の感想を一言でいうと「想像よりも辛くなかった」です。事前に全身麻酔の手術を受けた方のブログなどを読み、不安感が高まっていたこともあり、終わってみると意外とあっけなかったなと感じました。
今回のブログの内容は、飽くまでも個人の症状や感想を載せています。今後手術を受ける方に、なんとなく雰囲気が伝わったらいいなと思い書いてみました。気になったら他の方のブログも読んでおくと良い予習になるかもしれません。
次回のブログでは、「そもそもなぜ全身麻酔をすることになったのか」に触れたり、病院での出来事を時間ごとに書くつもりです。