商用利用可能な画像生成AI「StableDiffusion」を使って、LINEスタンプを作成してみました。今回初めてLINEスタンプを作ってみましたが、スムーズに公開まで辿り着けたので、興味のある方はぜひ試してみてください。
StableDiffusionの画像管理はEagleがおすすめ
目次
StableDiffusionでLINEスタンプ作成
使用する画像生成AIは、前回の記事でも紹介した「StableDiffusion」です。軽く概要を説明すると、基本的にはプロンプトに沿って画像出力するAIで、無料で枚数制限なくイラストを生成でき、商用利用も可能となっています。
今回は羊娘をLINEスタンプっぽいデフォルメキャラにして、一般公開するところまでやってみました。AIのお陰で初めてのことにも挑戦しやすくて楽しいですね。
LINEスタンプの作成で役立ったプロンプト
デフォルメキャラの作成なら「chibi」
前回は人間に近い体系のキャラクターを作成しましたが、LINEスタンプのような小さなサイズで使うのは違和感があったので、ソシャゲ等でよくあるスーパーデフォルメされたキャラを目指しました。
そこで重宝したプロンプトが「chibi」です。がっつり日本語ですが、AIが「ちび」を学習してくれているので、下記のようなデフォルメキャラをすんなり作成できました。
他のプロンプトも追加した方が精度が良いかも
百発百中でデフォルメキャラを生成できたわけではないので、他のプロンプトも追加した方が効率的かもしれません。例えば「small ~」とか…。プロンプトが多すぎると、AIが一部のプロンプトを無視しだすので、今回は「chibi」だけで試行回数を稼いで生成しましたが、皆さんが生成する際は、余裕があったら他のプロンプトも試してみてください。
「white background」で背景をすっきり
すっきりした印象のスタンプを作りたかったので、「white background」や「simple background」で、背景がごちゃごちゃしないように調整しました。これを書きながら気づいたのですが、ネガティブプロンプトに詳細な背景を使用しないように、何かしら記載した方が良かったかなと思います。次回、作る時は試してみます。
作成した画像に文字入れ
今回、文字入れをする際に「フキダシデザイン」様の吹き出しを使用させていただきました。20個以上の素材を使用する場合は、twitterで宣伝するとのことで、20個は正直使ってないのですが、素晴らしいサイトなのでぜひとも紹介させてもらいます(SNS苦手でtwitter放置状態なので、ブログで失礼します)。
上記のフキダシデザイン様の素材と、何となく画像イメージに合っているフォントで文字入れした結果が下記です。LINEスタンプっぽくなりました!
LINEスタンプメーカーから販売
申請に必要な数の画像を用意し(最低8個から)、LINEスタンプメーカーで販売申請すれば、販売開始できます!
今回は16個画像を用意し、「干支娘-羊ちゃん-」として販売してみました。もともとLINEスタンプ界隈(?)に疎く、初めてストアのスタンプをまじまじと眺めてみましたが、皆さん思い思いのスタンプを販売していて、なんか感動しました。
これだけ沢山のスタンプがあると、なかなか買い手の目に留まってもらえなさそうですが、スタンプを作ること自体が「楽しい」と感じたので、定期的に販売しようと思いました。
ちゃっかり宣伝する
日常的に使える「羊ちゃん」スタンプを16個セットで販売しています。もし「使ってやってもいいよ」という方がいたら、何卒よろしくお願いします。泣いて喜びます。
まとめ
今回は、「AI副業を考える」というテーマでLINEスタンプを作成・販売してみました。正直、AIを使用しているとは言え、作業すればするほどプロンプトに凝ってしまい、思ったよりも時間がかかりました。ここ1年ぐらいクリエイティブとはかけ離れた仕事をしていて、心が荒んでいたので、「自分のイメージを形にする」時間はとても楽しかったです。
ありがとうAI。ありがとうLINEスタンプ。また作ります。ここまで、ご拝読いただきありがとうございました!
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